「麻薬」とは?
麻薬(まやく。元の用字は痲薬)とは、
- 歴史上、麻薬(narcotics)という言葉は、アヘン剤のことを指していた。アヘン剤とは、モルヒネ、ヘロイン、コデインなど、ケシの実から抽出されるアルカロイドを合成した薬剤のことである。昏迷状態を引き起こす抑制薬であり、酩酊・多幸感などをもたらす一方、強力な依存性があり、身体は急速に耐性を形成する。その依存性の強さから、麻薬の製造や流通は法律で厳しく規制されている。
- 脳内に作用し、酩酊・多幸感・幻覚などをもたらす薬物のうち、依存性や毒性が強く健康を害する恐れがあるため、あるいは社会に悪影響を及ぼすため、国家等によって指定され、単純所持が禁じられているもの。1971年の国際条約「向精神薬に関する条約」では、物質(薬物)を付表I~?の4つに分類。最も規制が厳しい付表Iの物質は、欧州議会の報告書によれば次のように説明される。「現在のところ医学的利用価値が認められず、公衆衛生に深刻な害を及ぼす危険性があるとされる薬物」
- 日本において麻薬及び向精神薬取締法において麻薬に指定されているもの。
- 脳内の神経伝達物質に作用し、酩酊・多幸感・幻覚などをもたらす薬物のうち依存性や毒性が強く健康を害する恐れがあるものとして麻薬及び向精神薬取締法とは別の法規で規制されているもの。
- 薬物のうち、依存性や毒性、法規制の有無などを問わず、脳内の神経伝達物質に作用し、酩酊・多幸感・幻覚などをもたらすものを広義の麻薬に含めることがある。
この項では1〜4に該当する薬物を説明する。
1〜4に該当する場合、医師などによる適正な投与以外の使用は禁止されている。医療目的における用途は鎮痛が多いが、ナルコレプシーのような精神疾患治療や麻酔からの覚醒に用いられることもある。例外として大麻については使用を禁止する条文がないが、使用するには所持または共同所持が必要であるため、国の許可なく国内で大麻を使用することはできない。MDMAは精神疾患の治療に効果があると主張する研究者や医師もいるが、毒性が指摘されている点、扱いの難しさ、濫用の防止などの問題点により、現在日本の臨床分野での使用・実験は行われていない。
海外では麻薬をドラッグと呼称されている。
依存性や毒性の強いアヘンやコカイン、覚せい剤等の麻薬は世界的に使用が厳しく規制されている。違法麻薬の流通によって引き起こされる社会治安崩壊を阻止する為に、国家と警察による厳しい取り締まりが行われている。その為に集団犯罪組織が国家を通さずに違法麻薬を利用した栽培・製造・密輸・密売が横行し、集団犯罪組織であるテロ支援国家、暴力団、ギャング、マフィア、テロリストなどの重要な資金源になっている。取り締まりにより需給バランスが崩れていること、流通が地下に潜伏していることから末端価格は原価に比べてきわめて高い。
「麻薬」の目次
- 濫用による症状
- 法規制
- 法運用の限界
- 刑罰
- 医療と麻薬
- 文化と麻薬
- ヒッピームーブメント
- シャーマニズム
- 宗教
- 少数民族
- その他
- 黄金の三角地帯
- ケシ
- アヘン戦争
- 国家産業やマフィアの資金獲得
- 摂取方法
- 戦時中の麻薬
- 種類



麻薬体験
01:39
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