甘草(かんぞう、licorice, liquorice)は、地中海地方、小アジア、ロシアを原産とするマメ科の多年草で、多くの種類がある。狭義には、根(一部の種類は根茎を含む)を乾燥させた生薬の名称。
狭義の甘草をそのまま、またはエキス、粉末を甘味料として用いる。甘味成分としては、グリチルリチン、ブドウ糖、ショ糖などが含まれる。醤油の甘味料として使われる。
独特の香気があるため(いわゆる「薬臭い」香り)、甘味料としては使い方に注意する必要があるが、欧米では日本よりも多用され、リコリス菓子やルートビアと呼ばれるソフトドリンクの原料として利用されている。グリチルリチンの甘味は砂糖の50倍もあり低カロリーなため、欧米では甘草は健康的な食品添加物と認識されているが、大量摂取により副作用を生じるため、注意が必要。
現在、日本ではほぼ100%外国(中国・旧ソ連・アフガニスタンなど)からの輸入に頼っているが、グリチルリチンの含有量が一定でなく、乱獲による絶滅が懸念されているため、2008年度から佐賀県玄海町と九州大学の協力により栽培が試みられることになった漢方「甘草」の栽培研究 玄海町と九大が調印 輸入依存を脱却 安定供給目指す 2008/03/11付 西日本新聞朝刊。
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