戦前・終戦直後より、芸能界と暴力団は、切っても切れない繋がりを持つ。山口組三代目田岡一雄は美空ひばりらが所属する神戸芸能社を経営、鶴田浩二襲撃事件も引き起こしている。吉本興業は戦前の東京進出の際、山口組の助けを借り、1968年には社長の林正之助が田岡と組んでのレコード会社乗っ取り容疑で兵庫県警に逮捕されている。当時の日本経済新聞によると林は「わしが田岡組長に電話したら山口組組員300名が駆けつけて血の雨が降るぞ!」とレコード会社側を脅迫したという。週刊文春にも「林正之助は山口組の準構成員であった」と書かれており、林は田岡の葬儀にも出席し棺を担いでいる。また林の長女、林マサは吉本興業株の30%を保有している株主であり、実質上、吉本興業にものを言える立場にあるが、五代目組長渡辺芳則と深い繋がりにあり、度々渡辺が出席するゴルフコンペや懇親会などに、吉本興業の芸人などを出席させている。このことは中田カウス本人も誌上で認めている。
またバーニングプロダクションへの発砲事件や、ライジングプロダクション(現ヴィジョンファクトリー)の脱税事件の背景からも、それは明らかである。地方での営業を依頼した興行主の中には、暴力団との繋がりのある企業もあり、芸能事務所側が暴力団との関係を十分に認識していた疑いが持たれている。
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