による絵画「ロミオとジュリエット
『ロミオとジュリエット』(または『ロメオとジュリエット』、Romeo and Juliet )は、イングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲。初演年度については諸説あるが、概ね1595年前後と言われている。
『ロミオとジュリエット』は悲劇とされ、シェイクスピア死後に刊行された全集(後述の「第一・二折本」)の分類も同じであるが、四大悲劇(『ハムレット』、『マクベス』、『オセロ』、『リア王』)のような重厚な悲劇とは見なされていない。
後年のシェイクスピアの悲劇では、登場人物の性格が悲劇を引き起こすという顕著な特徴が見受けられる。これに対しロミオとジュリエットでは、登場人物の性格よりも、周囲の状況や偶然などの「運命」と呼ぶべきものが、両者や周囲を悲劇的結末へと導いていく。
また、テキスト中には過剰なまでの冗談や乱暴な語句、猥談的やりとりが見受けられ、ファルス(卑俗的笑劇)としての要素が、シェイクスピアの他の悲劇作品よりも明らかに強い。
なお、現在は「ロミオとジュリエット」の表記が一般的であるが、かつてはもっぱら「ロメオとジュリエット」と表記されていた。そのため、映画の邦題では日本公開年によって表記が異なっている。また、クラシック音楽およびバレエの分野では、現在でも慣習的に後者の表記が用いられている。英語の発音上は前者の方が近いが、必ずしも正確というわけではない。
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