「ラテン語」 古ラテン語
ラテン語が属するイタリック語派は、インド・ヨーロッパ語族内ではケントゥム語派に分類され、インド・ヨーロッパ祖語の *k および *g はラテン語でも K、G として保たれた。イタリック語派の話者がイタリア半島に現れたのは紀元前2千年紀後半と見られており、ラテン語の話者がラティウム地方で定住を開始したのは紀元前8世紀だった。現在発見されているラテン語の最も古い碑文は紀元前7世紀に作られたものである。この時期から紀元前2世紀頃までのラテン語は、のちの時代のラテン語と区別され古ラテン語と呼ばれる。この時代のラテン語は、語彙などの面で隣接していたエトルリア語などの影響を受けた。
古ラテン語では以下の21文字がしばらく使われた。
- ABCDEFZHIKLMNOPQRSTVX
このうち、C は [g] の音を表し、I は [i] と [j]、V は [u] と [w] の音価を持った。五つの母音字は長短両方を表したが、文字の上で長短の区別はなかった。紀元前3世紀になると C は [k] の音も表すようになり、K はあまり使われなくなった。また [g] の音を表すために G が使われるようになり、使われなくなっていた Z の文字と置き換えられた。
古ラテン語は、古典ラテン語に残る主格、対格(直接目的格)、与格(間接目的格)、属格(所有格)、奪格、呼格に加え、場所を表す依格があった。名詞の曲用では、第二変化名詞の単数与格および複数主格が o? だった。古典ラテン語における第二変化名詞単数の語尾 -us、-um はこの時代それぞれ -os、-om だった。また、複数属格の語尾は -?sum(第二曲用)であり、これはのちに -?rum となった。このように、古ラテン語時代の末期には母音間の s が r になる「ロタシズム」という変化が起きた。
latin wedding.MPG
00:33
「ラテン語」ってどう思う?
投稿はまだありません。