メロディーをあまり必要とせず、似た言葉や語尾が同じ言葉を繰り返す、韻を踏む(ライム)のが特徴的で、話し言葉に近い抑揚をつけて発声する唱法。曲の拍感覚に合わせる方法(オン・ビート)と合わせない方法(オフ・ビート)がある。レゲエにおけるディージェイが行うトースティングによく似ているが、ラップはあまりメロディーを付けないのに対して、トースティングは独特のメロディーを付けて歌うという特徴がある。しかし、レゲエ・ディージェイと呼ばれる人物がラップのようにメロディーを付けない歌唱法をしていたり(ダミアン・マーリーの『Beautiful』など)、ラッパーやヒップホップMCと呼ばれる人物がトースティングのようなメロディーを付けた歌唱法をしていたり(初期KRS-OneやRBXなど)することも多く、両者に明確な違いは無いと思われる。
主にサンプリングや打ち込みで作られたバックトラックの上にラップを乗せた音楽をラップ・ミュージックやヒップホップ・ミュージックと呼ぶ。ただし、ヒップホップとはニューヨークのアフリカン・アメリカンやヒスパニック達から生まれた創造性の文化全体を指すため、ラップとヒップホップは同義語ではない。
ミクスチャー・ロックにラップを取り入れたものはラップメタルなどと呼ばれ、上記のラップ・ミュージックとは区別される。他にもハウスやテクノにラップを取り入れたものもある。
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