ペルー文学は前コロンビア期の文明に根を持ち、植民地時代はスペイン人が年代記や宗教文学を書いた。
ペルーの小説は独立後の1848年にナルシソ・アレステギにより、ペルーで初めての小説、『オラン神父』が描かれてから始まった。コストゥンブリスムやロマン主義が最も主流のジャンルとなり、リカルド・パルマの『ペルー伝説集』やクロリンダ・マットの『巣のない鳥たち』などがその例である。
また当時ラテンアメリカで流行していた、ニカラグアのルベン・ダリオ、ウルグアイのホセ・エンリケ・ロドーから始まったモデルニスモの流れを引いた詩人には、ホセ・サントス・チョカーノ、ホセ・マリア・エグーレンなどがいる。
20世紀初頭にはインディヘニスモ運動が起こり、文学にも影響を与えた。既に19世紀末の太平洋戦争敗北後、マヌエル・ゴンサレス・プラダはインディオを重視する論陣を張っていたが、これは1920年代から1930年代のホセ・カルロス・マリアテギのインディヘニスモ思想に結びつき、さらにその流れは20世紀半ばから後半にはシロ・アレグリア、マヌエル・スコルサ、ホセ・マリア・アルゲダスらによってシエラのインディオの生活を写実的に描いた文学となって完成された。その一方で同じく20世紀後半にはコロンビアのガルシア・マルケスと共に、ラテンアメリカ文学ブームを牽引したノーベル文学賞作家のマリオ・バルガス・リョサなどの活躍により、ペルー文学はより身近なものになった。
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