テレフタル酸(テレフタルさん、terephthalic acid)は分子式 C8H6O4 の芳香族ジカルボン酸。TPAと略される。また、高純度のものを PTA (purified terephthalic acid) と略することがある。
ベンゼン環のパラ位に2個のカルボキシル基が結合した形を持つ。酸性や中性の水、アルコールやジエチルエーテル等にはほとんど溶けないが、アルカリ性の水や熱濃硫酸、DMFには可溶である。異性体にフタル酸、イソフタル酸があり、これらの異性化あるいは p-キシレンの酸化によって作ることが可能。下式のようにエチレングリコールと作るポリエステルはポリエチレンテレフタラート (PET) と呼ばれ、ペットボトルや衣料の原料として工業的に重要である。
テレフタル酸の
2008年度日本国内生産量は 1,015,009t、消費量は 160,184t である経済産業省生産動態統計・生産・出荷・在庫統計平成20年年計による。
p-キシレンをコバルト、マンガン、臭素の触媒下に250 ℃で酸素酸化して製造される。この系中ではテレフタル酸に至る前に p-トリル酸を経由している野村正勝、鈴鹿輝男『最新工業化学』講談社、2004年、128ページ。。
| name | テレフタル酸 |
| IUPAC | テレフタル酸(許容慣用名) ベンゼン-1,4-ジカルボン酸 |
| 分子式 | C8H6O4 |
| 分子量 | 166.14 |
| CAS登録番号 | 100-21-0 |
| 形状 | 白色結晶 |
| 密度 | 1.522 |
| 比重 | | 相= |
| 融点 | 402 | 融点注=(昇華温度) |
| 沸点 | | 沸点注= |
| SMILES | C1=CC(=CC=C1C (=O)O)C(=O)O |
| 出典 | ICSC |
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