で記録された
アロワナ目はヒオドン目とともにアロワナ上目に属する一群で、その系統は古くしばしば古代魚に含められる。化石記録からジュラ紀後期(約1億4千万年前)には既に出現していたことがわかっており、始新世から暁新世にかけて多数の化石種が、アメリカ・ヨーロッパ・アフリカなど広い範囲にわたり発見されている。日本には現生のアロワナ目魚類はいないが、1989年以降、北九州市の脇野亜層群(白亜紀前期の地層群)から本目魚類の化石が相次いで産出している。その中でアオキイクチュス属(Aokiichthys)および体高・鰭の位置が異なる5種が新属新種として記載されたほか、ユンカンイクチュス属(Yungkangichthys)の新種も発見されている『魚の形を考える』 pp.23-67。
舌骨および口蓋を構成する副蝶形骨など、口腔を構成する骨によく発達した歯をもつことが、アロワナ目魚類の特徴である。そのため、獲物を捕らえる際に、多くの魚類のように上下の顎ではなく、口蓋と舌で捕捉する。アロワナ類を総称した「Osteoglossid」という語は、Osteoglossum 属(アロワナ属)に由来するが、この Osteoglossum という学名はギリシア語のοστεον/ost?on(骨)とγλωσσα/gl?ssa(舌)に由来する造語で、「骨の舌」を意味している。背鰭と臀鰭が体の後方にある種類が多い。尾鰭を支える軟条は16本以下で、骨格の一部(上尾骨など)は癒合している。盲腸は通常2つあり、バタフライフィッシュのみ1つしかもたない。
関連画像&動画 |